なぜ当院が『神経機能』を重要視しているのか?

カイロプラクティックや整体と聞くと、
『背骨や骨盤が歪んでいるから腰痛が出ている』『背中が硬いから肩こりが出ている』
そんなイメージを持たれている方が多いのではないのでしょうか。
勿論、身体の構造を評価することは大切です。
しかし、私が本当に大切にしているのは、『背骨がどれだけ歪んでいるか』だけではありません。
私達の身体を動かし、内臓を働かせ、呼吸を調整し、睡眠や消化、体温、
ホルモンなど生命活動のほぼすべてをコントロールしているのが『神経系』だからです。
身体は『神経ネットワーク』でコントロールされています。
私達は日々、仕事、家事、育児、人間関係、睡眠不足、精神的な緊張、
環境の変化、怒り、騒音など、様々なストレスの中で生活しています。
こうしたストレスは、単純に肩がこる、腰が痛いというだけではありません。
神経系が受ける負担が積み重なることで、身体の様々な機能に影響することがあります。
・最近なかなか眠れない
・きちんと睡眠を取ったのにスッキリしない
・疲れているのに休んだ気がしない
・以前より身体の調子が安定しない
・ストレスがかかると症状が悪化する
このような変化を感じている方も少なくないと思います。
だからこそ私は、日々の健康生活の為には神経機能が最重要だと考えており、
身体の形だけを見るのではなく、身体をコントロールしている神経系の機能を整えております。
当院が使用しているのがTorque Release Technique(TRT:トルクリリース・テクニック)です。
TRTでは、からだの中で最も悪影響を与えている神経系の異常部位からアプローチしていきます。

どういうことかと言うと、
『ここが歪んでいるから押す』
『骨盤がズレているから戻す』
『背骨が曲がっているから真っ直ぐにする』
という考え方で身体を見ている訳ではありません。
大切な事は、
脳と身体のコミュニケーションが最適な状態であるか?
身体の神経系が、本来の機能を発揮できているのか?ということです。
TRTは手の感覚だけで判断しているわけではありません。
ここもTRTを理解していく上で大切になるポイントになります。
最も悪影響を与えている問題を特定していく際、単純に『触った感じ』
『施術者の手の感覚』だけを頼りにしているわけではありません。
当院では、アキレス腱反射を利用した神経学的検査法を用いて、神経系の反応を確認しながら評価を行います。
アキレス腱反射は、末梢神経から脊髄、そして筋肉への繋がる神経系の評価を行う、
代表的は神経学的検査法のひとつです。

これは私がTRTを大切にしている理由のひとつです。
『先生が触ったら、ここが悪いと言われた』
それだけではありません。
神経学的な反応を確認しながら、身体の状態を評価していく。
ここにTRTならではの特徴があります。
もちろん、この検査だけで病気を診断したり、
医学的な診断を確定するものではありません。
しかし、施術者の感覚だけに依存するのではなく、神経学的な反応を一つの評価材料として用いることは、
神経機能を重視するTRTにおいて非常に重要だと考えています。
症状のある場所だけが原因とは限りません。
例えば、肩こりが辛いからといって、必ずしも首や肩だけに問題がるとは限りません。
寧ろ症状のある場所に、
最も悪影響を与えている神経系の異常部位はなく、
他の場所にあることの方が多いのが、臨床に出ていて感じところです。
身体は1つのシステムとして働いています。
神経系を介して、脳と身体は常に情報をやり取りしています。
だからこそ、症状が出ている場所だけを追いかけるのではなく、
『なぜ、その場所にその症状が現れているのか?』
という視点が重要になります。
TRTが大切にしているプライマリー(1st)、セカンダリー(2nd)、
ターシャリー(3rd)サブラクセーションという考え方。
簡単にいうと身体に悪影響を与えている異常部位の順番を探しています。
身体には、いくつもの問題が同時に存在しているように見えることがあります。
しかし、その全てを一つひとつ追いかけるのではなく、
神経系に対してより大きな影響を与えているプライマリーサブラクセーションに着目する。
そして、神経学的な反応を評価しながら、そのポイントを探していく。
これがTRTの大きな特徴のひとつです。
私はここに、TRTの大きな可能性感じています。
身体の表面的な変化だけを追いかけるのではなく、
身体をコントロールしている神経系そのものに目を向ける。
身体を整えるのではなく、身体が整う為の環境を作る
カイロプラクターが身体を治すわけではありません。
本来、身体には自らバランスを取り戻そうとする力があります。
私達カイロプラクターが出来るのは、その力が発揮されやすいように、
神経系にアプローチすることです。
だからこそ私は、『背骨を真っすぐにすること』だけをゴールにはしたくありません。
脳と身体のコミュニケーションが正常に働いているか?
神経系が本来の働きを発揮できているか?
そこを大切にしたいのです。
私がTRTにこだわる理由
カイロプラクティックには100種類以上のテクニックがあり、様々な考え方があります。
その中で私がTRTを選び、長年こだわって臨床を続けているのは、
日々の健康生活を維持する上で、身体を構造だけではなく、
神経機能が正常であることが最重要だからです。
その為には異常部位を根本から見ていくという考え方に強く共感しているからです。
根本的に身体の調整を行う上で、手の感覚や経験で探し出す事は、私は不可能だと思います。
もし探し出せていたら天才でしょう。
レントゲンに写る『歪み』だけが、身体の問題ではありません。
だからこそ、
見えるものだけを追いかけない。
症状が出ている場所だけを追いかけない。
そして、施術者の手の感覚だけにも頼らない。
神経学的な反応を確認しながら、身体の奥でそれをコントロールしている神経系に目を向ける。
私は、それが非常に重要なことだと考えています。
痛いところだけを何とかしたいのではなく、
自分の身体が本来持っている機能を、もっと大切にしたい。
そう考えている方々にこそ、TRTという選択肢を知って頂きたい。
私はこれからも背骨の形だけを追いかけるのではなく、
神経機能を重視したカイロプラクティックを追求していきたいと思います。
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